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中国メディア論説「世界はわが国の拒否権発動に慣れるべきだ」
(以下引用)
北京日報はこのほど、「世界は中国の拒否権発動に慣れるべきだ」と主張する論説を発表した。国連安全保障理事会の対シリア決議案で拒否権を発動した中国と ロシアに対する批判が高まったことに対して、「中国は西側と異なる政治の伝統と文化の遺伝子を持っている」などとして、自国の拒否権発動は「当然のこと」 と主張した。同論説は中国新聞社なども転載した。
論説は、シリア問題で中国とロシアが拒否権を発動したことに西側諸国が不快感を示したことは「自らの利益に直接触れるからで自然なことだ。大声で悪口を 言うことも、理解できる」と論じた上で「中国は、他人の要求で自らの出方を決めるのではない。中国には中国の利益があり、自らの考えがある」と主張した。
国際的な舞台における発言や投票については「当然ながら、自らが主体だ。西側諸国は、これまでずっと自らの考えで行動してきた。中国も同じだ。賛成であれ放棄であれ、反対であれ、中国は自ら選ぶ権利がある」と論じた。
「自分自身の国益を守る『最低ライン』を設けている点で、中国と西側諸国は同じ」と主張。その上で「異なる点は、中国は自国民の利益を堅持すつつ、世界各国人民の共通利益を結合させる。各国人民が発展の道を自主的に選ぶ権利を尊重しつづけている」と論じた。
西側諸国については、「長期にわたり中国を攻撃し、ばかにしてきた。その一方で、特に自国の利益が影響を受ける場合には、(中国に対する)批判のトーンを、異常なまでに高める」と批判した。
論説は「今日の中国は、世界政治の舞台の中央に復帰した」と主張。中国に対する期待と要求が日増しに高まっているが、中国は「自らが長期にわたって堅持 してきた原則にそむくことはありえない」と主張した。「どこかの国の利益のために丸め込まれたりすることはない。まして、覇権主義を支持することはない」 などとして、暗に「米国の言いなりにはならない」とくぎを刺した。
シリア問題については、「押しつけには賛成しない。また、西側諸国の中で孤立することを恐れない」と主張し、「世界は、特に米英などの西側列強は、中国の拒否権発動に慣れなければならない」、「中国は西側と異なる政治の伝統と文化の遺伝子を持っている」と論じた。
国際政治における西側諸国の地位については「今のところ国際世論を決定する発言力において優勢を保っている。しかし、『米国という兄貴分の言うとおりに すればよい』といったように、列強が国際政治を独占する時代はすでに過去のものになった」、「新しい国際政治の秩序は、まさに調整と変化の最中だ。中国は するべきことをする」と主張した。